マッチングアプリの初回デートは「割り勘」で終了確定？“奢り”を投資と捉える男と、財布を出すフリで本音を探る女の心理戦

2025年11月23日 2025年11月23日

deaiyougo

「楽しかったデートの最後、レジ前で『じゃあ2000円でいいよ』と言われ、一気に冷めた」
「全額奢ったのに、お礼のLINEひとつ来ない。金ヅルにされた気分だ」

マッチングアプリの初回デートにおいて、最大の鬼門となるのが「お会計問題」です。

ネットのQ&Aサイトでは、「男が払うべき」「いや、男女平等だ」という議論が永遠に続いています。
しかし、婚活や恋活という「市場」において、道徳的な正しさなんて何の意味もありません。

重要なのは、「その行動が、次のデート（成果）に繋がるかどうか」だけです。

この記事では、綺麗事は一切抜きにして、マッチングアプリの初回デートにおける支払いの「正解」を提示します。
男性には「投資対効果（コスパ）」の観点から、女性には「相手の誠実さを見極めるフィルター」の観点から、レジ前の攻防戦を完全攻略するマニュアルをお届けします。

この記事でわかる「お会計」の正解

【男性編】なぜ「割り勘」にした瞬間、次がないのか（機会損失の計算）
【女性編】「初回デート費用：男性が全て払う」に設定している男だけを狙うべき理由
スマートな「財布を出すフリ」と「1000円徴収」の黄金比率
トイレに行っている間に会計を済ませる「スマート会計」の是非

第1章：【男性向け】初回デートは黙って「全額投資」せよ。割り勘は“敗北宣言”である

まず男性陣に結論を伝えます。
初回デートは、相手が誰であろうと、どんなに微妙な相手であろうと、全額出してください。

「なんで男ばかり損をするんだ」と思いましたか？
その思考こそが、あなたがモテない原因です。ここでは感情論ではなく、冷徹な「計算」の話をします。

1. 「数千円」を惜しんで「数万円」をドブに捨てるな

マッチングアプリで女性と出会うまでに、あなたはいくら使いましたか？
月額会費（約4000円）、いいねを送るポイント代、メッセージに費やした膨大な時間、デート服の購入費。

ここまで積み上げてきたコストを、たかだか「ランチ代の2000円」をケチったせいで、全て無に帰すつもりでしょうか？

女性はシビアです。「初回で割り勘にする男＝私に投資する価値を感じていない男」と判断し、即座に切り捨てます。
全額奢ることは、女性への媚びではなく、「今までかけたコストを回収し、次につなげるための必要経費」なのです。

2. 「奢り」は最強のマウントである

心理学には「返報性の原理」という言葉があります。「何かをしてもらったら、お返しをしなければならない」という心理です。

あなたが全額払うことで、女性には「借り」ができます。
「ご馳走してもらったし、LINEくらい返さなきゃ」「次はもっと話を聞いてあげなきゃ」という心理的優位に立てるのです。
割り勘にした瞬間、この優位性は消滅し、対等な（あるいはそれ以下の）他人になります。

3. そもそも「割り勘論争」をするレベルの店に行くな

初回デートで1人1万円もする店に行くから、「払いたくない」という迷いが生じるのです。
初回は「カフェ」か「カジュアルなランチ」で十分です。
二人で3000円〜5000円程度。これなら全額出しても痛手ではありません。
「安めの店を選び、スマートに全額出す」。これがコスパ最強の戦略です。

第2章：【女性向け】「男性が払う」設定の男だけを狙え。財布は“出すフリ”だけでいい

次に女性陣へのアドバイスです。
ネット上には「奢ってもらって当たり前という態度はNG」と書かれていますが、本音では「奢ってほしい」と思っているはずです。

ならば、最初から「奢る気概のある男」だけをスクリーニング（選別）しましょう。

1. アプリの「初回デート費用」項目は絶対に見ろ

Pairsやwithなどのアプリには、プロフィールに「初回デート費用」という項目があります。
ここが以下のようになっている男性以外は、マッチングしなくてOKです。

狙うべき男性の設定

◎「男性が全て払う」：
本気度が高い、または経済的に余裕がある。最も狙い目。
○「男性が多めに払う」：
常識的なライン。全額払ってくれる可能性も高い。
×「割り勘」「相手と相談して決める」：
地雷率高し。ケチか、金銭感覚がシビアすぎるか、遊び目的で数を打っている（一人に金をかけたくない）可能性大。

「割り勘」に設定している男性は、最初から「女性にお金を使いたくない」と宣言しています。
そんな相手とデートに行って「奢ってくれなかった」と嘆くのは、看板に「激辛」と書いてある店に入って「辛い！」と怒るようなものです。

2. 「財布を出すフリ」は、相手へのリスペクト表明

男性が全額払うとしても、女性はレジ前で必ず「財布を出すフリ」をしてください。
これは演技ではなく、「私も対等な関係を築く意思がありますよ」というポーズです。

男性は「奢りたい」生き物ですが、「奢られて当然と思っている女」は大嫌いです。
「あ、出します」と財布を見せるだけで、男性は「いいよいいよ、ここは出すから」と気持ちよく支払うことができます。
この一瞬の茶番劇ができるかどうかが、2回目に繋がるかの分水嶺です。

3. 奢られた後の「お礼」で格差をつける

「ご馳走様でした」はその場で言うのは当然として、解散後のLINEでもう一度言いましょう。
さらに、「次は私にご馳走させてください（カフェ代出します）」と添えれば完璧です。
実際に次払うかどうかは別として、「払いっぱなしにはさせない」という気遣いを見せることが、男性の心を掴みます。

第3章：【実践編】スマートな会計の技術と「1000円」の魔法

では、実際のデート現場でどう振る舞うのが正解か。
気まずい空気を生まないための具体的なテクニックを紹介します。

男性の奥義：トイレ離席中の「ステルス会計」

最もスマートで、女性をキュンとさせるのは、「女性がトイレに行っている間に会計を済ませる」ことです。

女性が席に戻ってきたら、「行こうか」と立って店を出る。
女性が「お会計は？」と聞いたら、「もう終わってるよ」とサラッと言う。
これ以上の演出はありません。「いつの間に！？」という驚きと、「私のことを待たせない配慮」に、好感度は爆上がりです。

妥協案：「1000円だけ」徴収する技術

どうしても全額奢るのが癪だ、あるいは女性が頑なに払おうとする場合。
「じゃあ、1000円だけもらうね」が正解です。

端数までキッチリ割るのではなく、お札一枚だけもらう。
これなら女性も「払った」という事実で罪悪感が消え、男性も「多めに出した」という顔が立ちます。
お互いのプライドを守る、平和的な解決策です。

第4章：お会計にまつわるQ&A

よくある泥沼ケースへの対処法です。

【男性】写真と全然違う人が来ました。正直奢りたくないです。

それでも全額払ってください。それが「手切れ金」です。
もしそこで割り勘を要求して揉めたら、アプリに通報されたり、逆恨みされたりするリスクがあります。
「勉強代」だと思ってサッと払い、駅で解散して即ブロックするのが、最も後腐れのない安全な対処法です。
自分の品格を落とさないためにも、最後だけはカッコつけて終わりましょう。

【女性】男性が1円単位まで割り勘してきました。

その場で払い、二度と会わないでください。
1円単位で割る男性は、結婚後も「俺の方が多く生活費を出している」などと細かいことを言ってくるモラハラ予備軍の可能性があります。
「細かい人なんだな」と分かったことに感謝して、その場は笑顔で払い、帰宅後に静かにフェードアウトしましょう。

【共通】相手が年下/年上の場合は？

基本は「男性が払う」で変わりません。
たとえ女性が年上でも、男性が払う姿勢を見せることで「男として見ている」というアピールになります。
逆に男性が年下で学生、女性が社会人の場合は、「6：4」あるいは「割り勘」でも許容されやすいですが、それでも男性が「多めに出そうとする姿勢」を見せることは必須です。